子ども2人家庭が完全FIREを選ばず、サイドFIREを目指す理由

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「FIREを目指しています」

そう言うと、どこか余裕があって、人生うまくいっている人のように聞こえるかもしれません。
でも正直に言うと、私はずっと迷っています。

子どもは未就学児が2人。
このまま何十年も今のペースで働き続けることを想像すると、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。

FIRE――経済的自立して、早期リタイアする。
この言葉を知ったとき、「これだ」と思いました。
けれど調べれば調べるほど、完全に仕事を辞めることへの不安が、静かに大きくなっていきました。

教育費などはこれからが本番です。
市場がどう動くかも分かりません。
そして何より、仕事を手放したあとの自分の姿がうまく想像できませんでした。

それでも、今の働き方をこのまま続けたいかと聞かれると、答えは「NO」です。

このブログは、
**「完全FIREはしない」**と決めた一人の会社員が、
家族を守りながら、子育てとお金と仕事のバランスを探し、少しずつ仕事を手放すため過程を現在進行形で記録します。

FIREに憧れた理由

FIREという考え方に惹かれた理由は、とてもシンプルでした。

一番大きかったのは、時間の使い方を自分で選びたかったからです。
朝から晩まで仕事に追われ、平日は子どもとゆっくり遊ぶ余裕もない。
「この生活が当たり前なのか?」と、疑問に思うようになりました。

子どもが生まれてから、時間の価値は一気に変わりました。
今しかないこの時期を、
「仕事が忙しいから」という理由で通り過ぎてしまうのが怖くなったのです。

もう一つは、お金の不安から距離を取りたかったという気持ちです。
働き続けなければ生活できない状態は、
どこか常に緊張感がありました。
もし仕事を失ったらどうなるのか。
体を壊したらどうなるのか。
そう考えると、心から安心できる瞬間がありませんでした。

FIREは、
「好きなことだけして生きる」ための魔法ではなく、
選択肢を増やすための仕組みのように見えました。

・働く時間を減らす
・嫌な仕事を断る
・家族を優先する

そんな選択ができる状態になれたら、
人生はもっと穏やかになるのではないか。
そう思ったのが、私がFIREに興味を持った最初の理由です。

完全FIREを調べて感じた3つの不安

FIREについて本やブログ、SNSで情報を集めるうちに、
「これで本当に大丈夫なのか?」という気持ちが、少しずつ強くなっていきました。

数字上は成立している。
計算も間違っていない。
それでも踏み切れなかったのは、次の3つの不安が拭えなかったからです。


教育費のピークが読めない不安

一つ目は、教育費の不確実性です。

子どもは2人。
今はまだ小さいですが、これから先、
中学受験をするかもしれない。
私立高校に進むかもしれない。
大学も、文系か理系か、国公立か私立かで大きく変わります。

親として、
「お金が理由で選択肢を狭めたくない」
という気持ちはどうしてもあります。

FIREのシミュレーションでは、
教育費を平均化して計算することが多いですが、
実際の支出は波打つようにやってきます。

その一番重い時期に、相場が下落していたらどうなるのか
完全FIREをしてしまうと、その不安をすべて資産だけで受け止めなければなりません。

それを想像したとき、
「まだ子どもが小さい今、完全に仕事を手放すのは違う」と感じました。


相場次第で生活が左右される怖さ

二つ目は、相場への依存度です。

FIRE後の生活は、
良くも悪くも市場とセットになります。

資産が増えているときは問題ありません。
でも、暴落は必ず起こります。
それが来年なのか、10年後なのかは誰にも分かりません。

自分一人なら、
「まぁ何とかなる」と割り切れたかもしれません。
でも、守るべき家族がいると話は別です。

・生活費を削る
・取り崩し額を減らす
・精神的に追い込まれる

そうした状況で、
冷静に判断し続けられる自信はありませんでした。

完全FIREは自由を与えてくれますが、
同時に逃げ場の少なさも抱えることになると思えました。


仕事をしない自分が想像できなかった

三つ目は、少し感覚的な理由です。

そもそも私は仕事が好きではありません。

だからと言って仕事をしない時間、ずっと夢中になれる趣味や生きがいもありません。

仕事を通じて社会とつながっている感覚や、
誰かの役に立っている実感には高い価値を感じています。

完全に仕事を辞めた自分を想像すると、
最初は楽しいかもしれない。
でも、その先はどうだろうか。

・毎日に張り合いはあるのか
・社会との接点は保てるのか
・「何者でもない自分」を受け入れられるのか

そう考えたとき、
私はまだその覚悟ができていないと感じました。


この3つの不安を整理していく中で、
私はようやく気づきました。

完全に辞める必要はないのではないか。
働き方を、自分で調整できればいいのではないか。

この気づきが、
次に書く「サイドFIREという選択肢」につながっていきます。

サイドFIREという選択肢を知った

完全FIREに踏み切れない理由を言葉にしていく中で、
私はようやく気づきました。

「働くか、働かないか」
この二択で考えていたこと自体が、間違いだったのかもしれない、と。

そんなときに知ったのが、サイドFIREという考え方です。
資産運用をベースにしながら、必要に応じて少し働く。
生活費のすべてを資産に頼らず、
足りない分だけを自分の労働で補う。

この考え方を知った瞬間、
肩の力がすっと抜ける感覚がありました。

完全に仕事を辞めなくてもいい。
フルタイムで働き続けなくてもいい。
「どれくらい働くか」を、自分で決めていい。

それは、
今まで当たり前だと思っていた働き方の前提を、
根本から揺さぶるものでした。

サイドFIREなら、
教育費が増えたら少し多めに働くこともできます。
相場が不安定なときは、取り崩しを抑えることもできます。

何より、
すべてのリスクを資産だけで背負わなくていい
という点が、私には大きな安心材料でした。

働くことを完全にやめるのではなく、
働く量とタイミングを自分で選ぶ。

その状態を目指すほうが、
子どもがいる今の自分には、ずっと現実的に思えました。

子ども2人家庭がサイドFIREを選ぶメリット

子どもがいない、あるいは一人だけなら、
完全FIREという選択も現実的かもしれません。

でも、子どもがいる家庭では、
将来の支出も、生活の変化も、どうしても幅が大きくなります。

そんな中でサイドFIREを選ぶメリットは、
想像以上に多いと感じています。

まず一つ目は、教育費の変動に対応できることです。

中学受験をするかどうか。
私立に進むかどうか。
これらは、親が一方的に決められるものではありません。

その時その時の状況に応じて、
「今年は少し多めに働こう」
「この期間は仕事を抑えよう」
と調整できる柔軟さは、子育て世帯にとって大きな安心材料です。

二つ目は、家計が一気に崩れないことです。

完全FIREでは、
相場の下落や想定外の出費があると、
精神的なダメージも大きくなります。

一方、サイドFIREであれば、
足りない分を労働で補うという選択肢が常に残ります。

この「逃げ道」があるだけで、
お金に対するストレスは驚くほど軽くなります。

そして三つ目は、
子どもに対して無言のプレッシャーをかけずに済むことです。

「お金がないから無理」
そう言わなくていい状態を作れることは、
親にとっても、子どもにとっても大切だと思っています。


我が家の前提条件(ざっくり)

ここで、我が家の前提条件を簡単にまとめておきます。

・共働きの家庭
・子どもは2人
・現在は住宅補助が手厚い
・ある程度の資産はあるが、無限ではない

いわゆる「富裕層」ではありません。
特別な才能があるわけでもありません。

だからこそ、
このブログでは再現性のある話だけを書いていくつもりです。

迷いや失敗、判断に悩んだ過程も含めて、
正直に残していきます。


このブログで書いていくこと

このブログでは、主に次のようなテーマを扱っていきます。

・住宅補助を前提にした家計管理
・資産形成と向き合う中で感じていること
・サイドFIREという働き方の目指す過程について

「これが正解です」と断言するつもりはありません。

あくまで、
一つの家庭が選んだ現実的な選択肢として、
参考にしてもらえたら嬉しいです。


同じように悩んでいる人へ

もし今、
「このまま働き続けるしかないのか」
「でも、辞めるのは怖い」
そんな気持ちを抱えているなら、無理に答えを出す必要はありません。

完全FIREを目指さなくてもいい。
今すぐ会社を辞めなくてもいい。

大切なのは、
いつでも選べる状態を作っておくことだと思っています。

働く量を減らす。
働く場所を変える。
一時的に立ち止まる。

そうした選択肢を持てるだけで、
人生の息苦しさは、少し和らぎます。

このブログが、
同じように悩んでいる誰かにとって、
考えるきっかけになれば嬉しいです。


▶ この記事のまとめ

  • 完全FIREだけが正解ではない
  • 子ども2人家庭にはサイドFIREという現実解がある
  • 「辞める/辞めない」ではなく「選べる状態」を目指す

次回は、我が家がサイドFIREを目指すためにどんな家計設計をしているのか、
実際の数字を交えて整理してみます。

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